
根管治療とは、虫歯が深くなって、歯の神経を取ったり、歯の根をきれいにしてから薬をつめて、金属等をかぶせたり、詰めたりする前の下準備の治療です。
神経のない歯でも根管治療が上手くされていないと、根の先に炎症をおこして痛みが出たり、腫れたりもします。
どんな、いい金属やセラミックでかぶせたりしても歯の根の治療が不十分ですと、砂の上に宮殿を建てるようなものでしょう。
根管治療は、直視して治療できない部分を手探りで治療を進めていかなければならないので、難しい治療であるといえます。しかし、根管治療をきっちり行わないと数年先にせっかくかぶせた冠を削りとって再治療を行わなければならないといった状況にもなります。そうならないためにも、しっかりした治療が必要です。

歯周病に比べて、歯内療法という言葉は、まだまだ患者さんに認知されたいない言葉です。
根管治療は、術者の技量によって大きく差が出ます。
かぶせた歯の根の先の部分から、膿が出てきたり、かぶせた歯が痛くなったりした事はないでしょうか?
これは、レントゲン写真を見ると一目瞭然の歯の根の先に黒い影が出来ています。歯の根の先まできっちり根管充填材というものをつめなければなりません。
歯によっては曲がった根もありますが容易ではないのですが、例外はありません。必ず根の先まで根管充填材を入れておかないとその歯の運命は悲観すべきものになっています。

| 1.自覚症状が無くて全身に影響 |
2.症状が出たときは手遅れに |
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| 歯の神経が死んで根の先に感染した場合は自覚症状がないものが多く、患者さんが気づかないうちに全身のいろいろなところに影響を及ぼす。 |
歯の神経が死んで根の先に感染した場合は、症状が進行すると周囲の骨を破って腫れ、手後れになって歯が助からないことがある。 |
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3.歯科医師には根管は見えません
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4.根管の彎曲や網状構造が
4.困難さを増します |
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| 歯内療法を行う場合は、どれほど大きく口を開けても、歯科医師は根管の中を見ることが出来ないので、きわめて困難な治療となる。 |
根が彎曲していたり、網状になっている症例では、歯内療法は大変困難になる。ときには根の中に結石があったりすると、さらに困難の度合いが増した治療となる。 |

あ!!歯が痛い!!あわてて歯科医院にかけこむとかなり大きな虫歯になっていて、歯の神経を抜いてもらって一安心。。。。でも決して一安心ではないのです。
本当に大切なのはここから先の根管治療なのです。
神経を抜いた歯の内部は空洞になったままです。根管治療の終末処置はこの空洞に半永久的に根管充填材(こんかんじゅうてんざい)というものを充填することです。
根の先(根尖)まで根管充填材を充填することによって歯内療法は完了します。
根尖まで根管充填材が達していないと治療後、数ヶ月〜数年たってから治療した歯が痛んでくる可能性がでてきます。根尖が、密封されていないために根尖に病巣ができて、そこに膿が溜まったりすると内圧が上昇し、治療した歯が痛くなるわけです。
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根管治療を確実に行う事により、
予後に対する不安は一掃されます |
根尖組織は一度傷つけると
修復するのに時間を要します |

根管充填が完了するとレントゲン写真を必ず撮影します。レントゲンを撮らないと根管充填材が入っているかどうか判別できないからです。
レントゲンを撮らずに「根の治療は今日で終わりです」なんて言われるのは論外です。この時必ずレントゲン写真を見せてもらって下さい。少々わかりにくいとは思いますがこの症例は根の先まで根管充填材をきっちり入れています。
いくら根の中をきれいにしても、このように根の先まで根管充填材が入っていないと、根の先は、すぐに汚染されます。
根の先に黒い影ができていますが根管治療を確実に行うことによって根の内部と根の先の病巣(根尖病巣といいます)の交通が遮断され、やがては黒い影は消失します。
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術前のレントゲン、左上5番。
不充分な
根管充填で 根尖組織に黒い影がみられる。 |
根管内を洗浄、消毒し、
歯根管の長さを計測する。 (くれぐれも根尖組織を
破壊しないようにする。) |
オピアンキャリア法★による
根管充填の完了。 根管充填材で歯の内部と 外部組織の交通を遮断する。 |

わかりやすく言うと、根管治療を行わないといけない歯は骨の中に汚いチューブがささっているようなものです。
このチューブ内部を歯科用レーザーや洗浄器具などできれいにしてから根管充填材を入れて、歯の根の先にできた病巣を封じ込めてしまいます。孤立した根の先の病巣はだんだん縮小していくわけです。
当院ではオピアンキャリア法という方法を用いて確実に根の先まで根管充填を行います。