
初期の段階であれば歯磨きでプラークを取り除き、歯科医師や歯科衛生士に歯石を除去してもうらことで治っていきます。
しかし放置するとポケットはますます深くなり、歯を支える歯槽骨が溶け始め歯周病となります。
炎症が歯槽骨に達した段階でも痛みを感じないのがほとんどで、気がつくと歯槽骨の破壊が進んで歯がグラグラということもあります。
|
歯肉炎
|
歯垢のたまった歯肉が炎症を起こし、赤く腫れます。
歯磨きなどのわずかな刺激で出血し、口臭の原因にも。
歯垢を放っておくと歯石となり、歯磨きではとれないため、歯科医院でとってもらいましょう。 |
|
歯ぐきを押すと出血する…11%
歯石が沈着している…29% |
|
|
歯周炎
(軽度)
|
歯肉の炎症が進み、歯周ポケットが深くなります。
歯肉の色は赤黒く腫れて、痛むことも。 |
|
4〜6mmの歯周ポケットがある…25% |
|

|
歯周炎
(重度)
|
歯周ポケットがさらに深くなり、歯の土台となっている歯槽骨が溶け、歯がぐらぐらします。
歯肉はぶよぶよして膿を伴います。 |
|
6o以上の歯周ポケットがある…7% |
|
↑ページトップへ

|
|
|
|
1.正常な歯 |
2.軽度歯周病 |
3.中等度歯周病 |
4.重度歯周病 |

歯のすき間に細菌が巣をつくり、炎症をひきおこします。
よくみがいたつもりでも歯間部は、みがき残しが多く、大部分に歯垢(プラーク)が残っています。
歯周病の主な原因は、そのみがき残した歯垢です。
歯垢には何種類もの細菌が集まり、糖分からネバネバした物質をつくり、バイオフィルムと呼ばれる細菌の巣のようなものを形成しています。1gの歯垢は、なんと1000億もの細菌の塊なのです。
歯垢と歯垢が、石灰化してできる歯石は、歯肉の炎症をひきおこし、徐々に歯周ポケットをひろげ、歯槽骨まで壊してしまいます。
[ 歯周病を招きやすい生活習慣 ]
・たばこを吸う
たばこは歯肉の血行を悪くし、歯肉の細胞にダメージを与えて歯周病のリスクを高めます。
・疲労やストレスをためている
疲労や睡眠不足が続くと免疫力が低下し、口のなかのケアもおろそかになるため、歯肉の炎症を悪化させます。
ストレスなどによる歯ぎしりも症状を進行させる要因に。
・よく噛まずに食べる
よく噛んで食べると唾液がじゅうぶんに分泌され、口の中の汚れを洗い流し、細菌の繁殖しにくい環境に保ちます。
・間食が多い
食後に歯をみがいた後は甘いものを控えたいもの。
特に口の中に長くとどめるキャンディー、キャラメルなどは歯垢を増やすもとです。
|
↑ページトップへ

最近になってプラークの病原性細菌は口の中で悪さを働くばかりでなく増えてくると唾液や血液の中に入り込んで体のあちこちに飛び火し、全身に深刻な影響を及ぼしかねないことがわかってきました。

まず、綿密な診療を行って病気の実態を調べ、原因を明確にした後、治療に移ります。治療の内容は症状や進行の程度により決められますが、通常次のような治療が行われます。
|
1.プラークコントロール(歯の周りに付着したプラークを取り除く) |
|
2.局所への薬物療法(歯周病治療軟膏の塗布およびポケット内注入) |
|
|
3.スケーリング、スケーリング・ルートプーレニング(歯石の除去および病的歯根面の清掃) |
|
|
4.歯周ポケット掻爬 |
|
5.歯周外科手術(重度の場合) |
|
|
6.保存不可能な歯は抜歯し、義歯などを入れる |

再発の防止や進行の予防には生活習慣の改善が重要です。
歯科医師、歯科衛生士から受けた指導や注意を守って再発を防ぎましょう。
特にブラッシングは重要で効果的に行っていくと、かなり重症の歯周病でもとけていた歯槽骨や歯根膜が次第に治ってきて、グラグラだった歯の揺れが少なくなり、噛み合せも整ってきます。
※個人差がございます
ご自身でブラッシング方法
一筆書きの要領でブラッシングをします。

鏡で歯ぐきの状態を観察しましょう
歯周病の予防には、鏡で歯ぐきの色などを観察する習慣も大切です。
チェックリストにあてはまる項目があれば早めに歯科医院に相談しましょう。
↑ページトップへ