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歯ぎしり、くいしばりの問題

歯ぎしり、くいしばりの問題

 

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顎関節疾患の発現となる大きな要因は睡眠時の歯ぎしりやくいしばりです。物を食べたり、呼吸や発音、物を飲み込んだりする時の下顎の運動では顎関節部には大きな負荷はかかりません。しかし睡眠時の歯ぎしりやくいしばりのような 歪んだ下顎の運動によって歯列や顎関節部に大きな負荷がかかり咀嚼筋が緊張し、顎関節部に痛みが出たり慢性の頭痛が出たりします。

なぜ人間は歯ぎしりやくいしばりをするのでしょう。原因は心身的ストレスによるものと言われています。
動物にとって噛むという行動は攻撃性の表現です。動物は不安ストレスに対する攻撃性の表現として噛むという行動を発現します。人間もかみしめるという事でストレスを発散しているわけです。


 

顎関節部以外の口腔疾患との関わり

歯ぎしりやくいしばりをする事によって強い力が歯にかかり、歯の表面のエナメル質に細かいヒビがはいってしまいます。ここを歯ブラシで磨くとさらにエナメル質は削れて失われ、冷たいものや
熱いものにしみてくる、いわゆる知覚過敏症という疾患を引き起こしてしまいます。

さらに歯ぎしりや食くいしばりを放置していると歯周病菌が関与し、歯を支えている歯槽骨が失われて重度の歯周病から歯を抜いてしまわないといけない事になってしまいます。

顎関節症の患者さまに知覚過敏症や重度の歯周病を伴っている方が多いのは睡眠時の歯ぎしりやくいしばりが大きく関係しているわけです。
ただ、程度の差さえあれ、睡眠時の歯ぎしりやくいしばりは咀嚼筋の活動により一般の人の85-90%に現れます。咀嚼筋や顎関節部の解剖学的な形により顎関節部の障害に差が出るので、歯ぎしりやくいしばりをしていても症状の全くない方もおられるのです。